
口腔癌(口の中にできる癌)は、胃癌や肺癌に比べて発生率は低く、癌全体の一〜二%です。癌は悪性のデキモノですが、身体の表面や口の中などの、体腔の内面をおおう表皮やそれから分化したものからできるものを癌腫、上皮以外の組織(筋肉や骨など)からできるものを肉腫とよびます。一般に癌とは、この両者の総称と考えてよいと思います。口腔癌は、癌の種類としては癌腫が大部分で、肉腫は全体の六%程度です。
口腔癌の初期の症状は、粘膜のただれや不整形(周りの健全な組織との境界がはっきりしない)の腫瘤(こぶ、はれもの)として現れます。表面の色調は赤みを帯びたり、白色であったり、赤みを帯びる中に白色の部分が混じったりします。ただの口内炎と思って見過ごしやすいので注意が必要です。 |